こんにちは。A&K COFFEEのKINEOです。
この記事をご覧になっているあなたは、映画もコーヒーも好きですか?
今回はそんなあなたにピッタリの映画を紹介します。
この映画のカテゴリーは、”ドキュメンタリー映画”になります。
もちろんノンフィクション映画です。
実を言うと、僕は小学生の頃から映画(特に洋画)が大好きで、もうずいぶん長いこと観てきました。
そんな映画とコーヒー好きな僕が、この映画の存在を初めて知った時は、早く観たくてその日のうちにレンタルしに行った記憶があります。
コーヒーを”ネタ”にした映画はたくさんありますが、この映画のようにドキュメンタリーであり、コーヒー業界の裏側まで見せてくれている映画は数少ないはずです。
“サードウェーブ”がどうやって起きたのか?”スペシャルティコーヒー”の考え方は?など、この映画には近年のコーヒー事情の真実が描写されています。
A&K COFFEEのKINEOです。ドリップ・焙煎・エスプレッソ・ラテアートまですべて独学で身に付けてきました。現在は東京都板橋区で念願だった『自家焙煎カフェ』を運営、『自家焙煎珈琲豆のオンラインショップ』とこの『珈琲ブログ』も運営しています。他にもビンテージ・アンティークに精通し、コーヒーカップの収集も趣味の一つです。この『珈琲ブログ』は、コーヒーの魅力や知識・技術、そして有益な情報を発信し、たくさんの人と共有することを目的に運営しています。あなたの素敵なコーヒーライフの参考になれば嬉しいです。
コーヒー好きならきっと納得するドキュメンタリー映画になっていますので、ぜひ本記事を一度ご覧いただいて映画の方も観てみてください。
それでは、さっそく解説にいきましょう
【A Film About Coffee】
水野晴郎さんではないですが、映画って本当に良いですよね。
様々な歴史やドラマ、もちろん今回のようなドキュメンタリーもあって、自分の興味と合致している映画を観ると気分もスッキリしますよね。
今回僕が紹介する映画は、『A Film About Coffee』というコーヒーに関するドキュメンタリー映画です。
まだ観たことのないコーヒー好きには、ぜひ一度ご覧になっていただきたい映画です。
上記の画像でピンときた人もいるでしょうか。
そうです。画像の方は、日本を代表する珈琲人”大坊勝次”さんです。
東京は、表参道で2013年に惜しまれながら閉店してしまった”大坊珈琲店”のオーナーです。
大坊さんもこの映画に出演されているんですよ。
コーヒーでよく聞くウェーブって何?
コーヒーが好きな人は聞いたことあると思いますが、流行のコーヒーのスタイルを表す「ウェーブ」なる言葉があります。
この「ウェーブ」という言葉は、アメリカ発信の流行というのを表しています。
ご存知アメリカはシアトル発の「スターバックス」
スタバは、セカンドウェーブを代表とするいわゆるシアトル系カフェの代表格です。
そしてファースト、セカンドと経て現在は「サードウェーブ」に位置します。
そのサードウェーブの起こりや、サードウェーブのコーヒーの考え方なんかをこの映画では描写しています。
この映画の中には様々なコーヒー界の有名人達が登場し、コーヒー好きならワクワクが止まりません。
先ほどの画像でネルドリップでコーヒーを淹れている男性の写真は、かの有名な「大坊珈琲店」のオーナー大坊勝次さんです。(2013年に東京表参道で惜しまれつつ閉店)
映画の中では本当に寡黙にコーヒーを淹れている姿しか映りませんが、その姿がすごくカッコ良くて、同じ日本人として誇らしい気持ちになります。
サードウェーブ
- ファーストウェーブ
19世紀後半から1960年代ごろまで続いたコーヒーの大量生産・大量消費の時代 - セカンドウェーブ
1960年代後半から起こり、主にエスプレッソをベースにしたシアトル系カフェが主流で、1971年に創業したスタバはまさにセカンドウェーブ真っ只中 - サードウェーブ
1990年代に起こったサードウェーブは、「高品質なコーヒーを求める消費者に応える」として起こったと言われています。
サードウェーブの特徴は、一杯一杯丁寧にハンドドリップでコーヒーを淹れるということ。
また、使用するコーヒー豆が「シングルオリジン」(単一農園豆、ブレンドしていない単一豆)であることが特徴です。
また、生産から消費までの品質をこだわり抜き、そのコーヒー豆本来の香りや味がすることを特徴としています。
スペシャルティコーヒー
- スペシャルティコーヒーの定義
消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。(抜粋)
参照元:日本スペシャルティコーヒー協会http://scaj.org/about/specialty-coffe
サードウェーブとは別に、スペシャルティコーヒーという活動がスタートします。
その始まりは1980年代で、当時「不味い」と言われたコーヒーの品質の向上、またコーヒー消費量の低迷を止め、コーヒーの適正価格の取引を目的として誕生しました。
※1982年にSCAA(アメリカスペシャルティコーヒー協会)が設立
- From seed to cup【コーヒーの種からカップまで】
この言葉がスペシャルティコーヒーを表す言葉です。
生産者から各業者、そして実際に消費者へ提供するバリスタまでみんなでコーヒーの品質を下げないようにしよう。という考え方です。
「生産地のコーヒーチェリーから一杯のカップになるまで」
カップ・オブ・エクセレンス
上記画像のジョージ・ハウエルは映画の中でこう言っています。
「コーヒーは虹色のようだ。生産地や品種によって、様々な固有の風味がある。(中略)もはやただの1杯ではない。究極の1杯を探し求める旅だ。」
こうなるとそのコーヒーに対するこだわりは半端じゃないでしょうね。
- カップ・オブ・エクセレンスとは
直訳すると「優秀なカップ」という意味です。
COEは基本的には各生産国毎に毎年行われています。
まず生産者がコーヒー豆を持ち込み、その国の最低基準をチェックされ、次いで国内審査、国際審査というようにコーヒー豆を審査され、最低でも5回の品質評価を受けます。
その後にインターネット上でオークションが行われ、落札してそのコーヒー豆を購入するといった仕組みになっています。
品質や、価格、情報といったものが上質で生産者にも消費者にも良いシステムになっています。
サードウェーブの仕掛人に日本人が
この方は、【ベアポンド・エスプレッソ】という東京は下北沢にあるお店のオーナーさんで、映画を観ればわかりますが当時のアメリカでのサードウェーブの仕掛人の一人なのです。
エスプレッソに対するこだわりが半端じゃなくて、本当にすごいですよ。
映画の中で言っている言葉も印象的で
「コーヒー愛好家はセクシーでなくては。」
なんてちょっと生粋の日本人には、とても言えないような言葉をサラッと英語で言っていたのがとても印象的でした。
とりあえず僕はすごく納得してました。笑
コーヒー好きはぜひ観てほしい
映画の最後の方に大坊勝次さんは出てきます。
本当に雰囲気があって、厳かで日本のコーヒーの代表って感じでめちゃくちゃカッコいいんです。
映画では何も語らないんです。
そこがまたカッコいいんです。
そして、この映画に対して以下のようなメッセージを残しています。
「コーヒーを作る人が百人いれば、百通りのこだわりがある。飲む人が百人いれば、百通りの好みがあります。一人一人の好みでコーヒータイムを楽しむ事こそ、世界中の楽しみと言えましょう。」
と言っています。
この大坊さんの言葉に全てが詰まっている気がして。
コーヒーをこれからやっていく人はこだわりは持っても、様々な人の考え方や好みに対して柔軟でなければいけないと思います。
ま と め
ここまでご覧いただきましてありがとうございました。
どうでしたでしょうか?コーヒー好きや映画好きなら一度は観てみたくなったんではないでしょうか?
僕は当然この映画をすでに所有していますが、観ていなくても部屋の中で画面に流しているだけでも雰囲気があって浸れます。
そんな状況で自分でコーヒーを淹れて、飲みながらその画面を「ボーッ」として観ている時間が好きです。
皆さんにもこの【A Film about coffee】という映画を観てもらえたら幸いです。
もっとコーヒーの事が詳しくなれて、好きになれますよ。
それでは、以上で終わります。
最後までご覧いただいてありがとうございました。
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また次の記事で!
KINEOでした。
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A&K COFFEEのKINEOです。ドリップ・焙煎・エスプレッソ・ラテアートまですべて独学で身に付けてきました。現在は東京都板橋区で念願だった『自家焙煎カフェ』を運営、『自家焙煎珈琲豆のオンラインショップ』とこの『珈琲ブログ』も運営しています。他にもビンテージ・アンティークに精通し、コーヒーカップの収集も趣味の一つです。この『珈琲ブログ』は、コーヒーの魅力や知識・技術、そして有益な情報を発信し、たくさんの人と共有することを目的に運営しています。あなたの素敵なコーヒーライフの参考になれば嬉しいです。
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