こんにちは。A&K COFFEEのKINEOです。
ラテアートの”基本”とも言える”ハート”
この記事では、そんな基本のハートを描く要領やコツを解説します。
実は比較的に簡単と思えるハートのラテアートでも、見よう見まねではなかなか難しいものです。
すでにハートのラテアートに挑戦している人もいると思いますが、勢いに任せてやってしまってはいませんか?
難しく感じてしまう多くの理由には、”要領やコツをしっかり把握していない”ということが挙げられます。
要領やコツさえ掴んでしまえば、誰にでも簡単に描くことができます。
ですので、まずは頭で要領などをしっかり理解してから実践することをおすすめします。
また、文章だけでは伝わりづらいので、記事内に動画を入れていますので、より理解しやすくなっているはずです。
A&K COFFEEのKINEOです。ドリップ・焙煎・エスプレッソ・ラテアートまですべて独学で身に付けてきました。現在は東京都板橋区で念願だった『自家焙煎カフェ』を運営、『自家焙煎珈琲豆のオンラインショップ』とこの『珈琲ブログ』も運営しています。他にもビンテージ・アンティークに精通し、コーヒーカップの収集も趣味の一つです。この『珈琲ブログ』は、コーヒーの魅力や知識・技術、そして有益な情報を発信し、たくさんの人と共有することを目的に運営しています。あなたの素敵なコーヒーライフの参考になれば嬉しいです。
ぜひ最後までご覧いただいて参考にしてくださいね。
それでは、さっそく本題へいきましょう。
【ハートのラテアートを作る要領】
ハートのラテアートは、誰もが取り組む最初の課題です。
ここでは、キレイなハートのラテアートを描けるように”要領”について解説していきます。
きちんと要領を理解し、コツさえつかんでしまえば比較的時間はかかりませんのでよく覚えてくださいね。
まずは大事なスチーミングからです。
『ミルクのスチーミング』
どんなラテアートに挑戦する時も必ず大事になってくるのが、ミルクのスチーミングです。
言ってしまえば、ミルクのスチーミングが上手くできなければキレイなラテアートはできない、と言っても過言ではありません。
ですので、ハートのラテアートのみならず、どんなラテアートの時でも必ず集中してスチーミングしてくださいね。
▼スチーミングの手順
・ミルクピッチャーに適量の冷えたミルクを用意しておく
・スチームノズルをミルクに差し込み、スチーミングを開始
・ある程度ミルクが”回転”するまで待つ
・回転し始めたら、少しずつピッチャーを下げて空気を含ませる。
・適度なフォーム(泡)ができたら、ノズルを深く入れてそこからは空気を入れない。
・ミルクが適温(65度程度)になったら、スチーミング終了
以上の手順でスチーミングをしてください。
なお、ミルクのスチーミングについては、こちらの記事でもっと詳しく解説していますのでご覧になってください。
『エスプレッソとの混ぜ込み』
ミルクのスチーミングが終わったら、次はカップの中のエスプレッソと混ぜ合わせていきます。
この時に注意したいことが2つあります。
一つ目はミルクの投入時に、エスプレッソの液面の真ん中ではなく、縁の方にミルクを落としてしまうことです。
この何がいけないかというと、ミルクを投入する時にはエスプレッソの上に少しフォームが乗ります。
これを”白浮き”と言いますが、通常はこの白浮きを続いて注ぐミルクで”なぞるようにして”消していきます。(クレマの下に潜らせる)
ところが縁の方にこの白浮きをさせてしまうと、うまく消せずに最後まで残ってしまうことが多くなります。
せっかくキレイにハートができたとしても、白浮きも残るため若干残念なラテアートになってしまいますので注意してください。
そしてもう一つは、エスプレッソとミルクを混ぜ込んでいる最中に”バシャバシャ”させないことです。
なるべく静かに混ぜ合わせないといけません。
バシャバシャさせながら混ぜると、大きな泡がたってしまって、これもまたラテアートの邪魔になってしまうからです。
ですので、次のアートを描く工程のことばかり考えずに、ここもなるべく集中して行ってください。
以上の2点に注意して混ぜ合わせてくださいね。
『フォームの”置く”と”押し込み”』
ここからは実際にハートを描いていきます。
ハートのラテアートを描く際に意識したいのが、フォーム(泡)を”置くように注ぐ”ということと、”押し込み”です。
この2つを意識して描いていきましょう。
まずは、”置くように注ぐ”とはどういうことかを解説します。
ラテアートを描く際には、2種類のミルクの注ぎ方があります。
それが、”置く”と”流す”の2種類です。
置くように注ぐのは、”丸”や”ハート”のような比較的単純な絵柄になります。
そして流すように注いでいくのは、”リーフ”や”ウィングチューリップ”のような絵柄がこれにあたります。
このあたりの説明は文章では伝えるのが難しいので、この後の動画で確認してください。
ちなみに、”置く”や”流す”というのはニュアンス的な表現なので、伝わりづらかったらすみません。
そしてもう一つ意識してもらいたいのが、”押し込み”です。
この”押し込み”がなぜ必要かというと、ハートの”くぼみ”の部分を形成する大事な役割をもっているからです。
押し込みがなければ、くぼみのない残念なハートになり、言われなければハートに見えないような柄になってしまいます。
ある程度液面にフォーム(泡)が浮いたら、少しだけピッチャーを前に進めるようにして”押し込み”ます。
これも文章では難しいと思いますので、あとの動画で確認してください。
以上の2つを必ず意識して描いてください。
【ハートのラテアート(動画)】
いままで文章ののみで解説してきてあまりよく伝わらなかったかもしれませんので、ここでは動画で今までの内容を振り返りながらご覧ください。
特にこれまで解説してきた注意点についてよく確認してください。
動画をご覧いただいたという前提で言いますが、”置く”というニュアンスや”押し込み”、そして最後の”切る”という要領が理解できたのではないでしょうか。
また、置くようにしてフォーム(泡)を広げていく際に、ミルクの流量を弱めないように注意してくださいね。
弱めてしまうとフォームが広がらず、ハートが小さくなって貧相なハートになってしまうので気を付けてください。
【ハートを描く際に意識すべきこと】
ここでもう一度ハートのラテアートの要領などを確認しましょう。
・ミルクのスチーミングは、集中して行う
・エスプレッソと混ぜ合わせる時は、真ん中を狙って落とし、静かに優しく混ぜる。
・ミルクの流量を弱めることなく、”置く”ようにしてフォーム(泡)を広げる。
・ある程度フォームが広がったら、ピッチャーを前に”押し込む”
・最後にピッチャーを引き上げて、絵柄の真ん中をミルクで”切る”
以上のことを意識してハートのラテアートを描くようにしましょう。
最初のうちは個々にしか気にできないと思いますが、慣れてくれば一連の動作でできるようになってくるはずですので、前向きに取り組んでくださいね。
【ハートの次に目標にすべき柄】
さて、ハートのラテアートを描けるようになった次はどんな絵柄にチャレンジしますか?
少し気が早いかもしれませんが、先の目標もあった方がモチベーションアップに繋がりますよ。
僕の経験からで恐縮ですが、”ハート”の次は”リーフ”に挑戦しました。
このリーフのラテアートは、丸やハートに比べると少し難易度が高くなります。
今回のハートについては、”置く”ようにミルクを注ぎましたが、リーフでは”流す”ようにしてミルクを注ぎます。
この”流す”というニュアンスを理解してできるようになれば、ラテアートのレベルが一気に上がります。
ですので、”ハート”の次はぜひ”リーフ”にチャレンジしてみてください。
あなたのラテアートが、もっともっと楽しくて素敵なものになっていきますよ。
【ま と め】
今回は”ハート”のラテアートの解説をしてきました。
ご覧いただいて少しはお役に立てたでしょうか。
ハートのラテアートは、ラテアートの柄の中でも”基本”とも言える柄ですので、しっかりとできるようになった方が後々にも役立ちます。
そしてラテアートと一言にいいますが、そのラテアート全体のクオリティは”味”にも反映されます。
美味しいラテは、上手くスチーミングされたミルクと、美味しく抽出したエスプレッソが混ざることで完成します。
また、質の高いミルクとエスプレッソが混ぜ合わさると、ラテアートも描きやすいという傾向があります。
このことから、見た目がキレイに描かれているラテアートと美味しいラテには相関性があるんです。
見た目も味も素晴らしいラテアートを、ぜひできるようになってくださいね。
それでは、今回は以上で終わります。
最後までご覧いただいてありがとうございました。
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KINEOでした。
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