【発掘】珈琲のビッグモール”BANEMO”で見つけた絶品コーヒー!

「珈琲専科 KUMAROMA」のコーヒー豆の画像
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こんにちは。A&K COFFEEのKINEOです。


コーヒーのビッグモール“BANEMO”と聞いて何のことかわかる人はまだ少ないでしょうか。


それもそのはず、BANEMOというコーヒーの通販専門サイトは2021年秋にオープンしたばかり。


すでにコーヒー業界やコーヒーを生業としている人の間では知られた存在ではありますが、まだまだ一般的には“知る人ぞ知る”といったところです。


最近ネット上のコーヒー通販の状況は、若干飽和してきていると僕は感じています。


なぜなら、どのネット記事を見ても同じようなお店ばかりを紹介しているからです。


あなたもネット通販といえば、有名なお店の名前の一つや二つ頭に浮かぶのではないでしょうか。


そんな状況の中、コーヒーのネット通販業界に一石を投じるカタチでBANEMOは誕生しました。


本記事では、現役のコーヒー屋である僕が実際にBANEMOを利用して忖度なしで感想を述べています。



結論言うと“当たり”のお店を引き当てたと自負しています。


まだ利用したことのない人には、ぜひ一度は試していただきたいサービスですね。


興味のある方は、ぜひ最後までご覧いただいて今後の参考にしてください。


それでは、さっそく本題へいきましょう。



目次

【BANEMOとは】

BANEMOコーヒー通販サイトの画像


BANEMOというサービスは、簡単に言えば“珈琲専門のネット通販サービス”です。


これだけ聞くと、なんだか他の通販と大して変わらなく聞こえますよね。


しかしながらBANEMOというビッグモールには、ある一定の規定が定められておりその規定に反するお店は登録することができないのです。


通常こういったネット通販サービスの大元となる企業は、登録してくれればくれるだけ利益を出すことができるはずです。


ところがBANEMOについては

「一定の規定をクリアしていないと登録できません。」

といったハードルを課しているところが、サービスやコーヒーに対する本気さも面白味も感じさせます。


この規定によりお店は限定的に絞られますが、“ビッグモール”というだけあって出店数は多いのでその点は安心してください。


要するにBANEMO

・より志の高いお店

・個性のあるお店

・珈琲に真面目なお店

ばかりが集まる仕組みになっているのです。


▼関連記事はこちらからどうぞ。
【BANEMO】全国の自家焙煎のみが結集する通販モールが登場!


【より純度の高い珈琲店へ導くECモール】

珈琲専科「KUMAROMA」の画像


前述した仕組みにより、非常にコーヒーへの意識が高いお店が集う“BENEMO”


さらに付け加えると、BANEMOには“激安”というカテゴリーは存在しません。


なぜなら、BANEMOのコンセプトには「激安店は参入させない」といった強い思いがあるからです。


BANEMOの掲載条件には、“100gあたり、400円以上の価格で販売すること”と明言されています。


これを聞いてあなたならどう思いますか?


「安ければ安い方が良いに決まっている」


もしこのようにお考えなら、それは間違った認識です。


大量生産・大量消費されていたアメリカの“ファーストウェーブ(1960年代頃)”での過去の失敗もそれを物語っています。


古いアメリカの画像


“ファーストウェーブ”の時代では、消費者は安価で不味いコーヒーを飲まされ、安価なコーヒーの影響で販売者や生産者はずいぶんと苦しめられました。


まさにコーヒー版の“負のスパイラル”が起きた時代だったのです。


BANEMOでは、そんな“負のスパイラル”を起こさせないためにも

価格競争によるコーヒーの品質の低下を防止し、なおかつ販売者(各お店)に適正な対価(料金)を得てもらいたい。

という強い思いがあるのです。


大手企業に代表される“安かろう、悪かろう”安価で粗悪なコーヒーの蔓延を阻止するとともに、小さな窯(焙煎機など)で一生懸命に美味しいコーヒーを提供している販売者を守っているシステムでもあるのです。


当然ながら販売者にも適正な対価が支払われるべきで、これを“ないがしろ”にしてしまうと質の高いコーヒーは失われ、消費者は不味いコーヒーばかりを飲むことになるでしょう。


BANEMOは、ただ単にコーヒーを売る通販サイトとは一線を画し、強いコンセプトのもと販売者(お店)を集め、質の高いコーヒーを提供するとともに、販売者・消費者ともに幸せになれるシステムを構築しているのです。



【実際にBANEMOを利用してみた】

珈琲専科KUMAROMAのコーヒー豆の画像


そんな高い意識のコンセプトに感銘を受け、僕も実際にBANEMOを利用してみました。


実際にBANEMOのサイトを開くと本当にたくさんのお店が名を連ねていますね。


しかし、サイトデザインなどでは、他の通販サイトとあまり違いはわからないかもしれません。


そして、気になったお店を順々に見ていき、様々なお店のアピールや考え方を閲覧しました。


そんな中、僕と波長の合いそうな個性的でフランクなお店に出会ったのです。


「珈琲専科 KUMAROMA」


ホームページを閲覧して、ひと笑いさせてもらい(後述します)、このお店でコーヒー豆を購入することに決めました。


珈琲専科KUMAROMAの商品画像


僕はコーヒー以外でもビジネス感あふれる雰囲気より、個性的でフランクな雰囲気の方が好みなので僕にピッタリに思えたんです。


とはいえ、焦点はコーヒーなので最後はやはり味や質ですよね。


僕の選んだBANEMO初のコーヒー屋は“当たり”か、それとも。


【発掘したお店が絶品だった】

珈琲専科「KUMAROMA」のコーヒー豆袋の画像


さて、お店選びが終わって実際に注文をし、3日ほど自宅で待っているとポストにコーヒー豆が届いていました。


注文したお客さんにとっては、購入してから届くまでの時間は早い方がいいに決まっていますよね。


僕は現役のコーヒー屋でもあるので、届くまでの時間もよく観察していました。


実際に届いた時間から逆算すると、ほとんどタイムロスがなく、適正な宅配スピードでした。


※ただしお住まいの地域によって違いあり


「珈琲専科 KUMAROMA」は、完全受注焙煎でコーヒーを届けているため

・コーヒーの焙煎

・検品・梱包

・発送手続き

などの工程を経ていることが考えられます。


珈琲専科KUMAROMAの焙煎機の画像


的確に作業工程を行っていなければ、今回のように素早く顧客に商品を届けるのは難しいでしょう。


コーヒーの通販は、味だけでなく、こうした些細なところにも気を配って”顧客満足度”を向上しなければいけませんからね。


『珈琲専科 KUMAROMA』

珈琲専科「KUMAROMA」のコーヒー豆袋の画像


僕がなぜ「珈琲専科 KUMAROMA」を選んだかというと、先にも述べたようにホームページのフランクな雰囲気が気に入ったということもありますが、実は他にもあります。


それは、このお店「珈琲専科 KUMAROMA」は、このコーヒー専門のビッグモール”BANEMO”の運営者が出店しているのです。


僕がこの”BANEMO”を知った時、いまや有名になった”BASE””STORES”のように出店者を募ってビジネスを展開する企業だと勝手に思っていました。


ところがこうして自らも出店をしていることに驚き、なおかつ「運営側もコーヒーが大好きなんだ」という”コーヒー愛”まで感じました。


ハート型のコーヒー豆の画像


明らかに他の企業とは違いますよね。


コーヒーのことをきちんと理解していて、その愛情も本当に伝えたい情熱もあることが伝わってきました。


そんないきさつから今回は「珈琲専科 KUMAROMA」を僕は選んだのです。



『実際に飲んでみて』

コーヒーをドリップする前の画像


今回購入したコーヒー豆は

・レタナ【名門農園が直球勝負】ブルボン グアテマラ 100g

・-LIMITED-【限定すぎてLtd.】セサルメルード バラオナ ナチュラル 100g

以上の2点です。


この独特なネーミングが笑いを誘ったのは言うまでもありません。


とても個性的なネーミングは、購入者の目を引くこと間違いないでしょう。(実際に僕がそうでした。)


僕がまず頂いたのが“-LIMITED-【限定すぎてLtd.】セサルメルード バラオナ ナチュラル”です。


珈琲専科「KUMAROMA」のコーヒー豆の画像


開封と同時に僕の大好きなナチュラル精製のコーヒーの香りが部屋中に広がりました。


焙煎したてとあって、いざお湯を注ぐとしっかりとコーヒー豆が膨らんでくれます。


コーヒーのドリップ画像


僕は“濃いめ”のコーヒーが好きなので、一杯分のコーヒー豆は15gで淹れています。


コーヒー豆を計量している画像


自宅でコーヒーを淹れると、こうして自分で好きな分量にして淹れることができるというのも利点ですよね。


コーヒーをマグカップに注いでいる画像


淹れ終わって飲んでみると

・ナチュラルらしい完熟の果実感

・上品な甘み

・程よいフルーティーな酸味

さすがスペシャルティコーヒーの上品さが際立った味わいでした。


マグカップにコーヒーを入れた画像


ややこしい感想を抜きにすると、しっかりと“美味しい”と僕は感じました。


続いては、レタナ【名門農園が直球勝負】ブルボン グアテマラにいきましょう。


珈琲専科KUMAROMAの商品画像


ここで少しコーヒー豆の表情を見てみましょう。


珈琲専科「KUMAROMA」のコーヒー豆の画像


こうして見ると一粒ひと粒がとてもキレイなことがわかります。


コーヒー豆の画像


これは「珈琲専科 KUMAROMA」が、いかに焙煎が丁寧で適切であるかを表しています。


コーヒー豆だけを見てもわからない人は多いと思いますが、僕はコーヒー屋なのでコーヒー豆を見ているだけでもそのことを感じ取ることができるんです。


ではさっそく淹れていきましょう。


コーヒー粉をドリッパーに入れている画像


こちらのコーヒー豆も開封とともに甘く良い香りがいっぱいに広がります。


粉に挽くとさらに香りが広がり、早く飲みたいとばかりに自然と笑顔になります。


先ほどと同じように15gの豆量を使い、お湯が90度を下回ったら丁寧に抽出していきます。


※僕は90度以下で淹れるのが好みです。


お湯の温度を測っている画像


コーヒーをマグカップに注いでいる画像


淹れ終わって飲んでみると、これは当たり!


美味しいのはもちろん、酸味と苦み、甘みのコントラストが抜群に良い。


先ほどのナチュラルも美味しかったのですが、これは僕のツボに入りました。


コーヒーを淹れ終わった画像


そのまま何度か飲んで、少しコーヒーが冷めてからも試してみました。


※コーヒーは高温帯と低温帯で味が変化します。


すると今度は上品な酸味が表に出てきて、高温帯とは一味違った味わいを感じることができました。


今回は2種類のコーヒー豆を試させていただきましたが、どちらも美味しかったです。


コーヒーをドリップしている画像


僕の個人的な好みで言えば、2回目のレタナ【名門農園が直球勝負】ブルボン グアテマラが好きでした。


ぜひとも試していただきたいコーヒーですね。



【メリット・デメリット】

子供が指を立てている画像


ここで今回利用してみた“BANEMO”「珈琲専科 KUMAROMA」についてのメリット・デメリットを挙げたいと思います。


冒頭でも述べたように“忖度なし”ですので、その辺りはしっかりと伝えます。


『メリット』


ここまでご覧いただいてわかるようにメリットはたくさんあります。

・まだ知られていないコーヒー屋を発掘できる

・どのお店も大量焙煎とは違うので丁寧

・有名どころと違い、距離が近く感じる

・一つだけでなく、たくさんのお店を試せる

・コーヒー愛が深い人からコーヒーを買える

・将来コーヒーの焙煎を考えている人には、得るものがたくさんある

以上のような点がメリットとして挙げられます。


BANEMOは、購入者側のコーヒー愛と販売する側のコーヒー愛がマッチングする場所といった、双方にメリットがあるネットサービスですね。


『デメリット』


あくまでも僕が感じたデメリットなので、参考までに捉えてください。

・サイト内(デザイン)が少し見にくい

・出店数が多いので、じっくり選べる反面決めるまでに時間がかかる

・お店によっては、商品数やアピールなどが少ない

こんなところでしょうか。


冒頭でも述べたように、BANEMOはまだ始まったばかりです。


BANEMOの画像


ですので、サイトデザインなどは今後見やすくなっていくでしょうし、そこまで問題視する点ではありませんが一応挙げておきました。


また、出店数が多くて時間がかかるという点も、お店のコンセプトや価格帯などで“カテゴリー分け”されていくと思うので、選ぶまでの時間短縮に繋がるでしょう。


こんな素敵なサービスですから、僕からも運営側に改善をお願いしたい点でもあります。


とはいえ、今回の僕のように“当たり”を引き当てることが確実にありますので、あなたもコーヒーの宝探しをBANEMO内でやってみてはいかがでしょうか。



【美味しいコーヒーについて】

コーヒーピラミッドの表グラフの画像


ここでは僕の考える“美味しいコーヒー”について解説していきます。


本記事をご覧のあなたもぜひ一緒に考えてみていただけたら嬉しいです。


コーヒーには品質の“格付け(ランク)”というものが存在します。


今回紹介した「珈琲専科 KUMAROMA」も格付けの高い“スペシャルティコーヒー”を扱うお店でした。


コーヒーの収穫時の画像


このスペシャルティコーヒーに関しては、もちろん品質が高いのも美味しい要素を含む点ですが、それだけではありません。


スペシャルティコーヒーには

「From seed to cup」-コーヒーの種(生豆)からカップまで-

という基本理念があります。


これはコーヒーの生産者に始まり、数々のコーヒー関係者の手に渡って最後に消費者が飲むカップになるまでその品質を下げることなく守ろう、という考え方です。


コーヒーをカップに注いでいる画像


こういった取り組みのお陰で本当に美味しいコーヒーを提供してくれるコーヒー屋は増えました。


しかしスペシャルティコーヒーだからと言って、両手放しで喜ぶのは早いと僕は考えています。


なぜなら日本というのは、一部を除いてコーヒーを育てられる国ではないからです。


日本の多くのコーヒー屋は、輸入されたコーヒーの生豆を用いて焙煎をします。


コーヒーの生豆の画像


コーヒー屋の中には、スペシャルティコーヒーを仕入れたというだけで“美味しいコーヒー”だと思っているところもあります。


先にも述べたように基本理念から考えれば、それではスペシャルティコーヒーとは呼べません。


生産者、農協業者、輸入業者、焙煎士、バリスタといったコーヒーに関わるすべての人が高い意識のもとコーヒーを扱うべきだからです。


焙煎士の画像


われわれ日本のコーヒー屋がコーヒーの品質保持のためにできることは

・仕入れた豆の徹底管理(温度管理など)

・ハンドピックによる欠点豆の排除

・きちんとした技術を有した抽出、提供

これしかないと僕は思っています。


しかしここまでの時間的労働コストをしっかり割いて、コーヒーの品質保持に努めているお店は多くないでしょう。


コーヒーには、他にも“サードウェーブ”“サスティナビリティー”“トレーサビリティー”“フェアトレード”など美味しいコーヒーのための取り組みはたくさんあります。


女性がコーヒーを飲んでいる画像


僕はこのような取り組みに真摯に向き合っているコーヒー屋こそ、本当に価値の高いコーヒー屋だと考えています。


そして何よりそういった真摯な取り組みができているコーヒー屋は、“美味しいコーヒー”である可能性が高いです。


今回紹介したBANEMOという珈琲モールには、そんな真摯な取り組みをしているコーヒー屋がたくさん見つかるはずです。


BANEMOの規定にあるように、BANEMOには大規模な店舗は登録できません。


小規模な店舗だからこそ、コーヒーの品質に対して真摯に取り組んでコーヒーを提供しています。


あなたにもそんな真摯なコーヒー屋との出会いがあれば素敵ですよね。


▼スペシャルティコーヒーについての記事はこちらから。
【スペシャルティコーヒーって何?】珈琲をもっと詳しく知りたい人へ


【ま と め】

コーヒーをドリップしている画像


今回はBANEMOという珈琲専門のビッグモールについて解説してきました。


その中で実際に僕が「珈琲専科 KUMAROMA」というお店を選びその感想をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。


僕自身が現役のコーヒー屋である関係上、少々マニアックなところまで踏み込んで解説してしまいましたが、そこはご了承ください。


珈琲専科「KUMAROMA」のコーヒー豆の画像


途中でも述べましたが、BANEMOはまだオープンしたばかりのサイトです。


これから当然改善も進み、もっともっと良いサービスになっていくことでしょう。


今でさえ、今回のように“当たり”のお店がありますし、今後はBANEMOの中でも各お店ごとに切磋琢磨していくことが考えられます。


BANEMOに登録されているお店は、本当に小規模なお店ばかりです。


小規模だからこそ“守れるクオリティ”がそこにはあります。


ぜひあなたも本記事を参考にBANEMOのサイトを覗いてみてはいかがですか。



それでは、今回は以上で終わります。


最後までご覧いただきありがとうございました。


▼関連記事はこちらからどうぞ。
【BANEMO】全国の自家焙煎のみが結集する通販モールが登場!


▼「概要欄」のコーヒーグッズはこちらから。
概要欄【おすすめコーヒーグッズ】


それでは、また次の記事で!


KINEOでした。

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