こんにちは。A&K COFFEE のKINEOです。
この記事をご覧のあなたは普段どんなドリップケトルを使っていますか?
コーヒーを淹れる時に使うケトルは、ドリップ専用のものを使っていますか?
「ヤカンとか急須じゃダメなの?」
「面倒くさいから電気ケトルでいいんじゃない?」
どうでしょうか。こんな疑問や考えを持っていませんか?
結論から言うと、ちゃんとしたコーヒー専用のドリップケトルを使うべきです。
理由は後述しますが、コーヒーを美味しく淹れるなら必須のコーヒーグッズですよ。
今回の記事では、『カリタの銅ポット』について僕が一番おすすめするポイントなどについて解説します。
A&K COFFEEのKINEOです。ドリップ・焙煎・エスプレッソ・ラテアートまですべて独学で身に付けてきました。現在は東京都板橋区で念願だった『自家焙煎カフェ』を運営、『自家焙煎珈琲豆のオンラインショップ』とこの『珈琲ブログ』も運営しています。他にもビンテージ・アンティークに精通し、コーヒーカップの収集も趣味の一つです。この『珈琲ブログ』は、コーヒーの魅力や知識・技術、そして有益な情報を発信し、たくさんの人と共有することを目的に運営しています。あなたの素敵なコーヒーライフの参考になれば嬉しいです。
ドリップケトルに興味がある方や、これから購入を検討している方までご覧いただける内容になっています。
ぜひ最後までご覧いただき、参考にしてみてくださいね。
それではさっそく本題へいきましょう。
カリタのケトル『銅ポット』が神!
日本のある企業のアンケート調査で(2020年7月)、「毎日コーヒーを飲みますか?」というアンケートがあり、その結果約70%の日本人が毎日コーヒーを飲んでいるという結果が出たそうです。
関連記事はこちら。
【あなたはコーヒーを毎日何杯飲みますか?】令和のコーヒー事情
この調査でもわかるように、日本もだいぶコーヒーが定着してきたという表れですよね。
僕のようなコーヒー屋としては、この結果はとても嬉しい結果です。
質の良いコーヒーを飲むことは、健康にも良いですからね。
さて、今回はカリタのドリップケトルを紹介していきます。
カリタは、日本を代表するコーヒー専門の企業です。(知名度の高い”ハリオ”は、もともと耐熱ガラスメーカーだったりします。)
そのカリタから販売されている『銅ポットシリーズ』は、新潟県の燕三条の職人とタッグを組んで生産されている品質の高いドリップケトルです。
ドリップケトルは、さまざまなメーカーからたくさん販売されていますが、僕はこのカリタの銅ポットを一番におすすめします。
ここからは、『カリタ銅ポット』の魅力を解説していきます。
【カリタの銅ポットが神な理由】
カリタの銅ポットは、先ほども解説したように職人によって一つずつ丁寧に作られています。
画像を見てもらってもわかるように、とても雰囲気の良い存在感のある逸品です。
有名な言葉で「神は細部に宿る」という言葉がありますが、まさにそれを地でいく作りがされています。
▼細部の作りに抜かりはありません。
“魔法のランプ”を思わせるフォルムがとても美しいですよね。
▼そして 購入して箱から出すと、このように各パーツがしっかり保護してあります。
さすがは”Made in Japan”の高品質な真骨頂が見てとれます。
『おすすめの2種類の銅ポット』
この記事で僕がおすすめするカリタの銅ポットは、2種類あります。
ひとつは「カリタ 銅ポット 900」というケトルです。
▼銅ポット900
そしてもう一つは、「カリタ 銅ポット 700」というものです。
▼銅ポット700
数字は各ケトルの容量を表しています。(単位”ml”)
どちらも銅製のケトルで容量違いなのですが、見た目は全然変わります。
どちらもおすすめではありますが、僕は普段700mlのタイプをよく使っています。
どちらもカッコいいので、甲乙つけがたいですよね。
『サイズ感について』
画像の 僕の手と比べるとわかりますが、大き過ぎず小さ過ぎずの丁度いいサイズ感です。
僕自身は、コーヒーグッズを選ぶ際には”インテリア”としても考えるので、サイズ感を結構大切にしています。
コーヒーグッズのインテリアの記事はこちらからどうぞ。
【コーヒーグッズでお洒落なインテリア作り】おすすめ器具も紹介します!
カリタの銅ポットシリーズは、どれも手にしっくりくるサイズで収まりがいいです。
ドリップケトルが大きすぎると、ドリップをしている際に負担になります。
特に女性の方はサイズ感は大切にした方がいいです。
そもそも使いにくかったら”無用の長物”になりかねないですからね。
『使い勝手について』
それでは、カリタ銅ポットの使い勝手についてです。
ここでドリップケトルの「命」とも言える注ぎ口を見てみましょう。
▼銅ポット900の場合
▼銅ポット700の場合
どちらも”細口”ではありますが、若干注ぎ口に違いがあります。
銅ポット900の注ぎ口は、本当に小さく繊細な注ぎにピッタリでしょう。
抽出用途によっては、「点滴抽出」をすることもありますが、これなら問題なく点滴で淹れることが可能です。
※点滴抽出は、主に”デミタスコーヒー”などが代表的です。一滴一滴ゆっくりと淹れていく方法です。
次に銅ポット700です。
銅ポット700の場合は、完全な細口タイプではなく「鶴口」と呼ばれる形状をしています。
一般的な鶴口よりかは小さな口径のため、細くも注げるし、ある程度太くも注ぐことが可能です。
先ほどの銅ポット900の方は、単に細口なのでドリップ中に「ここは少し太く注ぎたい」と思ってもお湯の太さを変えることが難しいです。
次にケトルの”持ち手”の部分です。
▼銅ポット700の場合
画像のように銅ポット700の場合は、持ち手部分がプラスチック樹脂で保護されています。
▼銅ポット900の場合
このように特に保護はされていません。
このことから何が言えるかですが、注目すべきはどちらも”銅製”という点です。
銅というのは、ご存知かも知れませんが”熱伝導効率”が非常に高いです。
ですので、ドリップケトルに90度以上のお湯を投入し、いざ抽出という時に持ち手が熱くなっていることがあるんです。
すでにおわかりかと思いますが、銅ポット900の場合は持ち手部分に乾いたタオルなどを巻いて使わないと熱くて持っていられなくなります。
銅ポット700の場合は、プラスチック樹脂で保護されているので問題なく抽出することが可能です。
以上のことから、どちらもカッコいいのですが銅ポット900に比べると銅ポット700の方が総合的には利便性が高いと言えます。
【ドリップケトルを選ぶ際のポイント】
ここでは、ドリップケトルの大事なポイントを解説していきます。
他のドリップケトルを検討している場合でも参考になりますので目を通しておいてください。
・注ぎ口(細口タイプか鶴口タイプか)
・持ち手(使いやすさ、持ちやすさ)
・材質(特に手が触れる持ち手部分に注目)
・重さ(g)
・容量(ml)
上記の点に注目して購入を検討してみてください。
上記で挙げている項目をすべてクリアしていれば購入しても大丈夫かと思います。
もう一つ大切な要素として、見た目の”ビビッと感”を大事にしてくださいね。
物にも縁があると言いますから、なるべくあなたが気に入ったものを手に入れてください。
いくら機能性や利便性が高くても、そもそも自分が気に入っていなければ長く使っていくことも考えづらいですからね。
上記の項目に照らし合わせながら、最終的にはあなた好みのドリップケトルを手に入れてください。
【銅製品の安全性について】
さて、今回ご紹介してきたドリップケトルは銅製品ですが、「銅って安全性はどうなの?」という部分について解説します。
ご存知かも知れませんが、銅製品には”銅の中毒性”があります。
気にされる方もいると思いますので、ここで銅製品の安全性について記載しておきます。
今回の記事でご紹介したカリタの銅ポットシリーズは、ケトル内部が錫(すず)でコーティングされています。(説明書記載の通り)
これは食品衛生法で定められた厳しい基準であり、日本ではこれをクリアしていないと製品として販売することはできません。
ですので、今回のドリップケトルであれば、お湯が触れる部分がきちんとコーティングされていますので安心してください。
ただし注意点として、使い古していくとどうしても経年によってコーテイングが剥げてきます。(製品の個体差による)
数としてはとても少ないですが、稀にニュースなどで「急性銅中毒」が報道されることがあります。
実際の例としては、”使い古した銅製の調理器具で作った焼きそばを食べて中毒になった”という事実がありますので、長年使い続けている銅製品には充分に気を付けてください。
参考記事:一般社団法人 日本銅センター/JCDA 銅Q&A|一般社団法人日本銅センター|JCDA
【カリタ銅ポットの補足】
カリタの銅ポットシリーズには、蝶番蓋のタイプもありますが、僕はあまりおすすめしません。
理由については、蓋つきのタイプは抽出時に蓋を外すことができません。
「それの何がダメなの??」
と、思うかも知れませんが実は非常に使い勝手が悪いんです。
蓋が蝶番でくっ付いているため、外すことができず、当然ながら蓋を使わなければなりません。
これにより抽出時のお湯の温度低下を防いでくれるわけですが、僕のように温度計を付けて温度を目で確認したい人にはどうでしょうか。
これを蝶番付きのタイプでやると、蓋が外せないため、ブラブラして非常に邪魔になるんです。
もちろん温度計を付けない人には問題ありませんが、コーヒーを淹れる時に温度管理は大切な要素です。
いくら温度低下を蓋が防いでくれたとしても、温度計がなければその温度が何度なのかを知ることができませんよね。
淹れている最中の温度を可視化するためには、温度計を付けていなければわからないのです。
ということから、温度を見ながら抽出したいという人には蝶番蓋のタイプは不向きというワケです。
誤解のないように捕捉しますが、これは今回の銅ポットシリーズに限ってのことですので他と混同しないようにしてくださいね。
ま と め
それでは今回の記事のまとめです。
ここまでご覧いただいていかがだったでしょうか。
ご自宅で自分でコーヒーを淹れている人の中には、電気ケトルでお湯を沸かし、そのまま電気ケトルでコーヒーを抽出している人も結構いるんです。
▼電気ケトル
ハッキリ言っておきますが、電気ケトルのような大口の注ぎ口では上手くコーヒーを淹れることはできません。
しかしながら、ご自身のやりたいようにやってもらっても良いのですが、コーヒーの抽出に関しては、このケトルというツールが非常に深く関わっていることを理解しておいてほしいです。
僕の中では、特に力を入れるべきコーヒーグッズの一つだと考えています。
美味しいコーヒーの抽出は、ドリップケトルにあり。と言っても過言ではないかもしれません。
これから先、クオリティの高いコーヒーが家庭でも求められていくと思います。
なぜなら、冒頭で解説したある企業が行ったアンケート調査にも表れているからです。
日本人の約7割が毎日コーヒーを飲んでいるという事実が、家庭にも高いクオリティのコーヒーの需要を生むと考えられるからです。
美味しいコーヒーの第一歩として高い品質のドリップケトルを検討してみてはいかがでしょうか。
それでは、今回は以上で終わろうと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
美味しいコーヒーの基本は美味しいコーヒー豆です。
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それでは、また次の記事で!
KINEOでした。
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