【コーヒーかすの再利用って実際どうなの?】よくある3つの方法を検証

コーヒーかすを再利用している画像
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こんにちは。A&K COFFEEのKINEOです。


コーヒーを自宅で飲んでいると“コーヒーのかす”が出ると思いますが、このコーヒーのかすは再利用できるのか?ということで今回はいろいろと検証してきた結果を解説していきます。


現役のコーヒー屋である僕は、当然毎日のようにコーヒーを飲みます。


ドリップコーヒーはもちろんのこと、エスプレッソを淹れたりラテアートをしたりとその都度“コーヒーのかす”が出ます。


ですので、毎回のように出る結構な量のコーヒーかすを見て「このコーヒーかすは何かに利用できないのか?」という考えを持っていました。


ということでいろいろと調べてみると、結構様々な再利用方法があるということがわかりました。


もしあなたの自宅でも大量にコーヒーのかすが出て再利用方法を探しているなら、ぜひ本記事を最後までご覧になって今後の参考にしてください。



コーヒーを飲んだ後にコーヒーかすをもう一度何かに利用できたなら“エコ”の観点からも気持ちいいですよね。


それでは、さっそく本題へいきましょう。


目次

コーヒーかすの再利用 オススメ①

『脱臭効果で再利用』


まずは、コーヒーの持つ脱臭効果から解説します。


焙煎した後のコーヒー豆と言うのは、“多孔質”になっていて、顕微鏡などで見るハチの巣状(ハニカム構造)になっています。

ハニカム構造 参照元 : Wikipedia ハニカム構造


この構造の性質により、脱臭または吸湿するという特徴があります。


この性質を利用する事で、冷蔵庫内の脱臭・吸湿であったり、靴箱の脱臭・吸湿に利用できます。


このように瓶などの容器に入れて、蓋をしないで入れておきます。


これを入れておくだけでコーヒーかすが冷蔵庫内のニオイや湿気を吸収してくれます。


一つ注意点としては、コーヒーかすをしっかりと乾燥させてから使用するということです。


コーヒーかすは、湿っているとカビが生えやすいので注意です。


特に靴箱に入れた際に、コーヒーかすが湿気を帯びていると、革製品の靴などはカビにやられてしまう可能性もありますのできちんと乾燥させましょう。


乾燥させて容器に入れ冷蔵庫や靴箱に入れるだけですので、再利用のやり方さえ間違わなければ非常にお手軽な再利用方法です。


それから、喫茶店などで時々見かけますが、タバコの灰皿の中にコーヒーかすを入れているお店もありますよね。


あれも脱臭剤としてコーヒーかすを使用している例ですので、喫煙者ならこの方法もおすすめです。


コーヒーかすの再利用 オススメ②

『防虫・虫除けで再利用』


コーヒーの香りや成分は、防虫・虫除けに効果があります。


ちなみに野良猫の糞害に悩まされている人は、その悩まされている場所などにコーヒーかすを置いておくと効果的らしいですよ。


防虫・虫除けに再利用する場合は、オススメ①と同じように、コーヒーかすを完全に乾燥させてください。


理由は、お灸のように使用するため、湿気を帯びていると火がつきません。


ちょっと分かりずらいかもしれませんが、お灸のように火をつけています。


早い話が蚊取り線香ということですね。


このやり方ですが、コーヒーかすを平らに均(なら)して数日間天日干しします。そして完全に乾燥したら小皿などに盛って火をつけるというものです。


しかしこの方法は、干したりしている時間が長いのがネックです。


僕もせっかちなので、この方法だとやらずに捨ててしまうと思います。


ですので、僕と同じようなせっかちさんは電子レンジでチンしましょう。


何回かに分けてレンジにかけましょう。僕は約30秒を5回に分けてやりました。


レンジの出力によってはやり過ぎるとコーヒーかすが飛び散るといったこともあるそうなので、必ず何度かに分けて電子レンジにかけましょう。


乾燥したら盛り付けて


火をつけましょう。


ここで一つ注意点です。


上記の画像ではマッチで火をつけていますが、実際なかなか火がつきませんでした。(実はこの後ターボライターで着火しました。)


やってみた感想はというと、それほどお灸のようにはなってくれなかった印象でした。


火がついてくれればモクモクと煙が出るのですが、部屋が煙くなるのと、結構スモーキーな香りなので寝室や洋服のある部屋はNGだと思いました。


それなら窓際で窓を開けて使用しては?と思いやってみましたが、風が吹けば灰が飛び、部屋に灰が散らかるといった有様でしたので、この方法にはそれほど価値を感じませんでした。


ですので、実際に巷でよく言われている再利用法ですが、慣れないとなかなか難しいことを実感しました。


しかしながら、野外でのキャンプやバーベキューなどには良いかもしれません。


現地で乾燥させるのはさすがに日が暮れるので、自宅でしっかりと乾燥させてからコーヒーかすを持っていくようにすれば夏場などの虫が多い季節には活躍してくれるかもしれません。


他には一軒家などの庭先やベランダなどで使えそうですが、賃貸住宅などではやめておいた方が無難かと思います。


僕が実際にやってみて思ったのは、“知識として知っておいて損は無い”くらいの方法でした。


コーヒーかすの再利用 オススメ③

『植物の肥料として』


最後の再利用法は植物などの肥料です。


自宅で観葉植物を育てている人などには結構いい方法かもしれないと思うかもしれませんが、これもしっかりとした知識と要領を知った上でやらないと逆に植物を枯らしてしまうので注意です。


実際に僕もこの方法をやってみましたが、よく確認しないまま観葉植物の土の上にコーヒーかすを振りかけた結果

コーヒーかすからはカビが生え、植物は枯れました…

もともと弱っていた植物ではありましたが、きちんと確認せずに間違った方法でやってしまったため、完全にトドメを刺してしまったんですね。


とはいえ、僕が間違えた方法でやってしまったというだけで、きちんとした知識のもとに行えば本当に肥料にすることはできますので、誤解しないようにしてください。


実際の再利用方法ですが

・植えている土とは別の土にコーヒーかすを混ぜます。

・数日間放置します。

・再度土を撹拌します。

・丁度いい堆肥になったら(土と馴染んだら)実際に植物に使用します。

上記のような手順をきちんと行うことでやっと肥料として使えるようになります。


ここまででもうおわかりかと思いますが、時間と労力がそれなりにかかります。


ということから、結論的には“エコ”の意識が高い人時間と労力を割くことができる人にはオススメできる方法かなと実感しました。


該当する方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。


以上で今回のコーヒーかすの再利用方法についての解説を終わります。


番外編として、カラッカラに乾燥させたコーヒーかすをたくさん使用してクッションを作るなんていう方法もあるみたいです。(僕は裁縫は苦手なので検証はできません)


ま と め

それでは今回のまとめです。


今回は実際に巷で言われているコーヒーかすの再利用方法を検証してみました。


コーヒーかすを再利用するメリット、デメリットを確認すると

【メリット】

・地球に優しい(エコ)

・コーヒーの知識が増える

・やってみる事で自分に合った再利用方法がわかる


【デメリット】

・速効性が低い(どれも時間が掛かる)

・ちゃんとした知識がないと逆効果

以上ですね。


とはいえ、もしこの方法を実践しているならその人のコーヒーライフは本当に素敵だなと思いますし、環境にも素晴らしいコーヒーとの向き合い方だなと思います。


僕も自分に合ったコーヒーかすの再利用方法を駆使していこうと考えています。


皆さんもぜひ挑戦してみてくださいね。


それでは、今回は以上で終わります。


最後までご覧いただいてありがとうございました。


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また次の記事で!


KINEOでした。

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