こんにちは。A&K COFFEEのKINEOです。
今回は、【コーヒー豆のオススメの保存方法と容器】ということで解説していきます。
コーヒー豆を購入したはいいけど、そもそも正しい保存方法をご存知ですか?
知られているようで意外と知らないコーヒーの知識ですよね。
もちろん僕のようなコーヒー屋には知っていて当然のことですが、多くの方に以下のような質問をされるので解説してみることにしました。
・コーヒー豆ってどうやって保存するの?
・常温じゃダメなの?
・どんな容器がいいの?
本記事では、このような疑問に答えていこうと思いますので、ぜひ最後までご覧になって参考にしてください。
A&K COFFEEのKINEOです。ドリップ・焙煎・エスプレッソ・ラテアートまですべて独学で身に付けてきました。現在は東京都板橋区で念願だった『自家焙煎カフェ』を運営、『自家焙煎珈琲豆のオンラインショップ』とこの『珈琲ブログ』も運営しています。他にもビンテージ・アンティークに精通し、コーヒーカップの収集も趣味の一つです。この『珈琲ブログ』は、コーヒーの魅力や知識・技術、そして有益な情報を発信し、たくさんの人と共有することを目的に運営しています。あなたの素敵なコーヒーライフの参考になれば嬉しいです。
それではさっそく本題へいきましょう。
コーヒー豆を保存するうえでの基本的な知識
まずは、コーヒー豆の”弱点”を知らなくてはいけません。
これを知ることで、どのようにして保存するべきかも理解することができます。
『コーヒー豆の4つの弱点』
▼以下がコーヒー豆の弱点です。
・高温
・湿度
・光
・空気
この4つの要素ですね。これを知っておけば大丈夫です。
【高温・多湿】
コーヒー豆は高温・多湿に弱いです。特に日本の夏は危険です。
日本の夏は高温・多湿なので、コーヒー豆にとっては非常に危険な季節と言えます。
コーヒー豆は、高温・多湿の環境下では劣化速度が加速して、どんどん鮮度が落ちていってしまいます。
基本的には、春・秋・冬は涼しい所で常温保存ができますが、梅雨から夏のシーズンは常温保存は避けた方が良く、特に気を付けた方が良いです。
▼コーヒー豆の賞味期限についてはこちらから。
【コーヒー豆の賞味期限は?】きちんと知っておきたい美味しい期間
【光(紫外線)】
コーヒー豆は、光(紫外線)にも弱いです。
高温・多湿と同様、直射日光下では、どんどんと劣化が進み鮮度の低下に繋がります。
ですので、直射日光を避けて保存する事が大切になってきます。
紫外線だけで言えば、夏の時期よりも冬から春にかけての方が紫外線は強い傾向がありますので、そこも要注意になります。
【空気(酸素)】
コーヒー豆の天敵の最後は空気(酸素)ですね。
コーヒー豆は酸素に触れると酸化していきます。
なので、密閉することがとても大事です。
とはいえ、空気に触れさせないというのはなかなか難しいです。
どうしてもある程度は触れてしまいますので、なるべく触れさせないような対策をして酸化を遅らせるという考え方が合っているのかもしれません。
保存に最適な3つの環境
保存に最適な環境については、3つあります。
なぜ3つに分けられるのかと言うと、コーヒー豆を消費する(飲み切る)期間によって分けられるからです。
『期間別の保存方法』
ここからは、3つの各期間に最適な保存方法の解説をしていきます。
あなたの”飲み方”に合った方法を覚えるようにしてください。
【2週間以内に飲み切る場合】
コーヒー豆を購入してから、2週間で飲み切るのであれば、ガラスのキャニスターや、缶などの密閉できる容器で”常温保存”で大丈夫です。
ちなみにこの保存方法が一番オススメです。なぜならエイジング(熟成)も含めて2週間で飲み切るのが最適なコーヒーの飲み方だからです。
ですので、なるべくなら購入する時に、多量に買わない(買っても100g~200g程度)ようにするといいですね。
そうすることで、保存にあまり気を使わなくて良くなりますからね。
【2週間以上~1ヶ月以内に飲み切る場合】
この場合は、密閉できる缶だったり瓶、またはジップロックに入れて冷蔵保存しましょう!。
▼蓋にシリコンラバーが付いているような容器は密閉性を高めてくれるのでとてもオススメです。
他の環境でも言えるのですが、特に冷蔵保存の場合は、密閉性の高い容器を選ぶようにしてください。
何故ならコーヒー豆は、湿気やニオイも吸収しやすいので、他の食品などのニオイを吸収してしまいます。(コーヒー豆やコーヒー粉がよくニオイ取り使われるのはこの為です。)
なので鮮度や香りにも影響が出やすくなるので、必ず密閉性の高い容器を選んでください。
そして、実際に冷蔵庫から出してコーヒーを淹れる時には、飲むだけの量を取り出したら、素早く冷蔵庫に戻してください。
冷蔵庫内の温度と常温の差でコーヒー豆が湿気ってしまいますので注意が必要です。
▼コーヒー豆の再利用法についてはこちらをどうぞ。
【コーヒーかすの再利用】オススメの利用法3選【検証】
【飲み切るのに1ヶ月以上かかる場合】
この場合は、コーヒー豆を購入したけれど長めの出張だったり、旅行に出てしまったりということが考えられますよね。
普段生活していて、よっぽど大量にコーヒー豆を購入しない限りは、1か月以上コーヒー豆が残ってしまう状況にはならないかと思います。
しかしながらもし上記のような状況になってしまった場合は、密閉できるアルミパックで冷凍庫で保存してください。
冷凍保存することで、劣化の進行をかなり防ぐことができます。
ですが、冷凍庫から出してコーヒーを淹れる時は、なるべく常温に戻してから淹れるようにしてください。
抽出時の温度低下に繋がってしまいますので注意してください。
▼コーヒーのメリットについてはこちらの記事をどうぞ。
【コーヒーの効果・効能?】体へのメリット・デメリットを詳細解説!
各期間に適した保存容器
では次に保存容器です。
もうここまでで説明不要かと思いますが、念のためもう一度確認しておきましょう。
『期間別の保存容器』
・購入から2週間で飲み切る場合→ 密閉できる瓶や缶のキャニスターで常温保存
・購入してから2週間以上~1か月以内→ 密閉できる容器やジップロックなどで冷蔵保存
・購入してから1か月以上→ 密閉できるアルミパックで冷凍保存
以上のことを参考にコーヒー豆を保存してみてくださいね。
▼おすすめのコーヒー通販サイトはこちらから。
【厳選】ここは美味しい!珈琲豆の通販おすすめ5選【実飲検証済み】
ま と め
最後にまとめとして、もう一度以下のことを覚えておいてください。
・断熱
・防湿
・遮光
・密閉
これだけ覚えておけば今後のコーヒー豆に対しての保存の考え方がわかりますので、ぜひ覚えておいてくださいね。
最後にもう一つだけ注意点があります。
本記事での内容は、あくまでも”豆の状態”のことであって、”粉の状態”ではありません。
当ブログでは、コーヒー豆を購入する際に粉で購入することは一貫してオススメしておりません。
コーヒーは鮮度があってのものだからです。
もし粉の状態で購入してしまったのなら、出来るだけ早く飲むようにしてくださいね。
粉の状態での鮮度は、数日すら保障できませんので注意してください。
各期間に合わせた保存方法を実践して、なるべく長く美味しいコーヒーを楽しんでください。
僕からの一番のオススメ方法は、“常温保存で飲み切れる分だけを買う”ことです。
どんなに頑張ってもコーヒー豆の劣化は止めることはできません。
例え冷凍保存であっても、緩やかに劣化は進んでしまいます。
ですので、たくさん飲みたいコーヒーがあっても、次回に購入することにして必要最小限で購入してください。
そうすることで、先に楽しみも増えますからね。
それでは今回はこの辺で終わりにします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コーヒーの最高のお供はこちらをどうぞ。
【コーヒーに合う最高のチョコはここで決まり】お取り寄せやプレゼントにも!
「概要欄」のオススメのコーヒーグッズも良かったら覗いてみてくださいね。
概要欄【おすすめコーヒーグッズ】
それではまた次の記事で!
KINEOでした。
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