こんにちは。A&K COFFEEのKINEOです。
チューリップのラテアートは、”丸”や”ハート”の次に挑戦した絵柄ですよね。
今回は4連チューリップとして解説していきますが、正直”~連”でも良いと思いますので、あなたのやりやすいチューリップを描いてみてください。
いくつ重ねても要領はあまり変わりませんので、ぜひ今回の記事を最後までご覧いただき参考にしてくださいね。
また記事後半では、動画による解説もありますので、そちらも併せてご覧ください。
A&K COFFEEのKINEOです。ドリップ・焙煎・エスプレッソ・ラテアートまですべて独学で身に付けてきました。現在は東京都板橋区で念願だった『自家焙煎カフェ』を運営、『自家焙煎珈琲豆のオンラインショップ』とこの『珈琲ブログ』も運営しています。他にもビンテージ・アンティークに精通し、コーヒーカップの収集も趣味の一つです。この『珈琲ブログ』は、コーヒーの魅力や知識・技術、そして有益な情報を発信し、たくさんの人と共有することを目的に運営しています。あなたの素敵なコーヒーライフの参考になれば嬉しいです。
また、ミルクのスチーミングの記事や”ハート”や”リーフ”の解説記事(動画あり)もありますので、良かったら記事内のリンクからどうぞ。
それでは、さっそく本題へいきましょう。
【4連チューリップの作り方】
“丸”や”ハート”といった絵柄をスムーズに描けるようになってきたら、次はそこから派生した”チューリップ”に挑戦してみましょう。
今回は”4連チューリップ”を題材にしていますが、3連でも5連でも要領は変わらないので、自分に合ったチューリップを描いてみてください。
“丸”や”ハート”の次にこのチューリップを挑戦するには理由があります。
それは、いま挙げたすべての絵柄は、ミルクを”置く”ようにして注ぐという共通点があるからです。
ですので、”丸”や”ハート”ができたなら次は”チューリップ”に挑戦するのが自然と言えます。
まずはミルクのスチーミングからいきましょう。
『ミルクのスチーミング』
ミルクのスチーミングは、どんな柄のラテアートでもとても重要です。
ミルクのスチーミングができないことには、どんな柄のラテアートもできないでしょう。
それくらいスチーミングは重要な項目ですので、集中して行いましょう。
出来上がりのミルクは、モサッとしていてもダメですし、ユルユルでもダメです。
ほど良くフォーム(泡)があって、ピッチャー内のミルクを回した時に”艶”があるのが最適なミルクの出来です。
そしてミルクの適温は約65度~70度です。
この温度を知るには、スチーミングの際に必ずピッチャーに手を当てて温度を感じることです。
少し難しく聞こえるかもしれませんが、単純にピッチャーに当てている手が「熱くて持てない」くらいになった時がだいたい適温なので覚えておくといいです。
よく温度計で測っている人もいますが、個人的には必要ないと思っています。
ミルクの適温は、手による”感覚”で十分知ることが可能だからです。
やってみればわかりますが、全然難しくないので安心してくださいね。
そしてミルクは約65度~70度にすることで最も”甘み”が引き出されます。
この温度を超えてしまうと、ミルクのたんぱく質が壊れ始めるので注意してください。
それから、スチーミングは前半と後半のパートでやることが分かれます。
前半では細かいフォーム(泡)を作りだし、後半では撹拌に専念することで”キメ”の細かいミルクを作り出します。
もう一度おさらいすると
・ピッチャーには必ず手を当てて温度を感じる。
・スチーム前半では、フォームを作り出す。
・後半のパートでは、撹拌に専念する。
・出来上がりのミルクはフォームがありながらも、サラサラしていて艶がある。
以上のことを意識しながらスチーミングするようにしてください。
▼この記事ではスチーミングについてもっと詳しく解説しています。(動画あり)
【ラテアートのスチーミング】上手にミルクを作るコツを解説します!
『エスプレッソとミルクの混ぜ込み』
ミルクが出来あがったらなるべく早めにエスプレッソと混ぜ込んでいきます。
この時の注意点として、まずはじめにエスプレッソの”真ん中”を目がけてミルクを落とすことです。
ミルクがエスプレッソに落ちた時、少なからずフォーム(泡)が浮かびますが、これをエスプレッソの端の方に落としてしまうと、”白浮き”の原因になってしまいます。
理想のラテアートは、エスプレッソの茶色とラテアートの白がキレイにコントラストを形成することです。
しかし白浮きしてしまうと、その部分が最後まで残ってしまい”余計な白”が出てしまいます。
これを防ぐために、はじめの一投目は集中して真ん中目がけてミルクを落とすことが重要になってきます。
真ん中以外の白浮きであれば、ある程度は消していくことができますが、端の方にできた白浮きは消しずらいんです。
ですので、真ん中を目がけてミルクを落とすように心掛けましょう。
これを意識して全体の液面をカップの半分くらいまで上げていきましょう。
『4連チューリップの描き方とコツ』
液面をカップの半分くらいまで上げたら、一度ミルクを切ります。(注ぐのをやめる)
そして1連目の絵柄を注いでいきます。
この一投目の注ぎ方は”丸”や”ハート”に比べ、少しだけ液面の奥の方へ注いでやります。
あまり手前過ぎると4連まで注げなくなってしまったり、絵柄が広がらず小さな柄になってしまうので注意してください。
続く2連目の絵柄は、1連目の絵柄を少しだけ”押し込む”ように注ぎます。
こうすることで、1連目の絵柄がカップに広がります。
そして3連目の絵柄は、少しだけ(加減して)押し込み、若干”置く”ようにしてミルクを注ぎます。
最後の4連目は、”トップハート”になるように意識して”置く”ようにして注ぎます。
4連目は最後にすべての絵柄の真ん中をミルクで切って終わります。
これが4連チューリップの手順と要領になります。
文章ではわかりづらいと思うので、後半の動画でもう一度確認してみてください。
『基本的なチューリップの注意点』
基本的なチューリップとは、今回のようなウィングを作らないチューリップのことを言います。
ここでは、基本的なチューリップの注意点をいくつか挙げていきます。
ラテアートには、”流す系”と”置く系”のラテアートがあります。
今回の4連チューリップについては、”置く系”のラテアートです。
他にも”置く系”のラテアートとして”丸”や”ハート”が挙げられます。
今回の4連チューリップは、”置く”と同時に”押し込む”という要素が必要になってくるのですが、これが”コツ”であり注意点でもあります。
1連目の絵柄は”置く”ようにミルクを注ぐ
2連目は1連目の絵柄を”押し込む”ように注ぐ
3連目は少しだけ押し込みながら”置く”ようにして注ぐ
4連目は”置く”ように注いでミルクで絵柄の真ん中を切る
ということからわかるように、ミルクの注ぎ方が”置く”ようにと”押し込む”ようにの2パターンで分かれていますよね。
4連チューリップを描く際に必要なのは、ミルクの注ぎ方です。
ここをちゃんと理解して描いていけば、誰でも必ず描くことができますよ。
以上が4連チューリップの注意点でした。
次の動画解説で併せて確認してみてくださいね。
【動画で観る4連チューリップ】
ここまで文章でなかなか伝わりづらかったかもしれませんが、この動画を観ることで解消してみてください。
参考になれば幸いです。
動画を観ることでさらに理解が深まったなら嬉しいです。
今後のラテ練の参考になればと思います。
【4連チューリップのその先へ】
今回は4連チューリップについて解説してきました。
これができるようになったら、ぜひ次の絵柄にもチャレンジしてみてください。
今回の解説でもあったように、基本的なチューリップは”置く系”の絵柄です。
ですので、次に挑戦する絵柄として”流す系”のラテアートはいかがでしょうか。
“流す系”のラテアートの最初に相応しいのは、”リーフ”だと思います。
リーフなどの”流す系”のラテアートになると、”置く系”とは違ってまた要領やコツが変わってきます。
特にミルクピッチャーを振るようになりますので、今までの”置く系”では振らなかったピッチャーの扱い方が”キモ”になってきます。
また、”流す”ということが理解できるとラテアートの技術が一気に向上していきますので、是非とも挑戦してみてください。
▼こちらの記事では、”リーフ”について詳細に解説しています。(動画あり)
【ラテアートでリーフを描きたい人へ】コツはミルクと振り方にあり!
ぜひご覧になってくださいね。
【ま と め】
冒頭でも解説しましたが、すべてのラテアートはミルクのスチーミングが重要です。
ラテアートは絵柄ばかりに気を取られがちですが、ミルクのスチーミングが最重要といっても過言ではありません。
今回の4連チューリップについても、描くばかりに気を取られずにまずはミルクのスチーミングを重視してやってみてください。
それから、キレイに描かれたラテアートは味も美味しいんです。
ラテアートは何も見た目だけのものではありません。
きちんと抽出されたエスプレッソがあり、質の高いミルクがあってキレイにラテアートが描けることが多いです。
このことからわかるように、見た目が良いラテアートは味も良い可能性が高いんです。
見た目の良くないラテアートは、エスプレッソがちゃんと抽出できていなかったり、ミルクの質が低い可能性があります。
ですので、是非ともこの記事をご覧のあなたには、美味しくてキレイなラテアートを描いてもらいたいです。
今回の記事が役に立ってくれたらとても嬉しいです。
それでは、今回は以上で終わりにします。
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では、また次の記事で!
KINEOでした。
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