【コーヒー豆の買い方の知識】購入する上で知っておきたい5つの選び方

コーヒーカップと珈琲豆の画像
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こんにちは。A&K COFFEEのKINEOです。


本記事では、「コーヒー豆を購入する際に知っておいてもらいたい5つの事」について解説していきます。



この記事をご覧になっているあなたは、コーヒー豆を購入する際にどんな悩みがありますか?



「コーヒーミルを買ったんだけど、どうやってコーヒー豆を選んでいいかわからない…」


「コーヒーって”豆”で買うのが良いの?それとも”粉”で買った方が良いの?」



こんな悩みを抱えていませんか?




もしくは、「購入する際の適正な量が知りたい」なんて疑問もあるかも知れませんね。


僕もコーヒーを始めた頃は、コーヒーの種類だったり知識だったりによく悩まされました。



今回の記事では、主要なコーヒー豆の購入の仕方を解説していきますので、お悩みだったならぜひ最後までご覧になって参考にしてください。



僕の経験上ですが、コーヒーって難しく聞こえていることが多いように感じています。



実際に知ってみると、「なんだそんな違いしかなかったんだ。」と思うようなことばかり。



この記事をご覧のあなたは、コーヒーのことをなるべく難しく考えず、気楽に本記事をご覧になってくださいね。



ではさっそく本題へいきましょう。


目次

【コーヒー豆の買い方知識】知っておきたい5つの事


コーヒー豆って普段はどこで購入していますか?



今の世の中コーヒー豆と言えば購入できるところはたくさんありますよね。



一般的な購入先としては、スーパーのコーヒー豆や大手のコーヒー豆、また、小さいけれど個人で販売しているロースターさんだったりと様々ですよね。



昔の僕は決まったところで購入することはなくて、いろいろな場所でコーヒー豆を購入していました。



最初に僕からのおすすめの購入の仕方について伝えておきます。



結論、個人経営の焙煎所(ロースター)で購入するのがおすすめです。


この理由については後ほど解説します。



そういえば、様々な購入場所には”ネット通販”もありますよね。



個人経営のロースターさんもネット通販しているので、あとでチェックしてみてください。



何はともあれ、”美味しくて質の高いコーヒーを飲む”ということがもっとも大切なことになります。


『コーヒー豆の情報がハッキリしている購入先を選ぶ』


大前提としてまずは、美味しいコーヒー豆選びの基本中の基本「情報がハッキリしている」という点を抑えておいてください。



考え方の前提として、コーヒー豆って農作物なんですよ。



スーパーで売られている野菜などと同じです。



よく「この野菜は私が作りました」なんてコメント札が付いていたりしますよね。



そうでなくても基本的に「どこで作られたか」ということが明記されていることがほとんどだと思います。



これってコーヒー豆にも同じことが言えるんですよ。



ところが大手企業のコーヒーや、スーパーで売られている大量生産のコーヒーはこういった情報が乏しい傾向にあります。



なぜ大手こそ率先して明確な情報の提示をしないのかは不思議なところですが、僕はこういったところで購入することはおすすめしません。




とはいえ、購入するしないは、個人の自由なので参考までにという程度ではありますが。



そもそも情報がハッキリしないコーヒー豆の多くは、低品質なコーヒーが多いのが実情です。



結論から言えば、最適なコーヒー豆の購入場所としてふさわしいのは「個人経営のロースター(焙煎所等)」です。



こういった小さなロースターさんは、コーヒー生豆の選定や管理、丁寧な少量焙煎、明確な情報の提示といったところが強みなんです。



大手は大量に焙煎して大量に売り払うのが強みですが、こうした小さなロースターさんは、一人ひとりのお客さんに寄り添って考えているところが多いので必然的に高品質で美味しいコーヒー豆の可能性が高くなります。




何かを購入する時って基本的に信用問題ってありますよね。



どういったものをどこの誰から購入するかは、今の時代とても重要な要素です。



あなたの大切なお金の対価に”低品質なコーヒー”を受け取っていては、それは確実に損でしょう。



とはいえ、コーヒーについての知識がまだまだ広く知られていないので仕方のない事ではありますが。



もう一つここで知っておいていただきたいのが、”コーヒー豆のグレード”です。



コーヒー豆って”グレード”が存在するんです。


【コーヒーの格付け】


以下はコーヒー豆の主な格付け(グレード)になります。

TOP of TOP
   
トップスペシャルティ

   
スペシャルティコーヒー

※赤字のコーヒーは、すべて合わせても全世界の流通量5%


プレミアムコーヒー・・・有名な”ブルーマウンテン”や”ハワイコナ”はここに位置する。


・コーマーシャルコーヒー・・・一般的なスーパーなどで販売されているもっとも流通量の多いコーヒー


・ローグレードコーヒー・・・インスタントや缶コーヒーに使用される安価なコーヒー


と、このようになっています。



もしかしたら”スペシャルティコーヒー”は近年よく聞く名前ですので、ご存知だったかもしれませんね。



それでもスペシャルティコーヒーのさらに上に格付けされているコーヒーが2種類もあるのは知らなかったのではないでしょうか。



ちなみに上記のようなグレードはどうやって知れば良いか?についてですが、店員さんに直に聞きましょう。



ちゃんとしたコーヒーを提供しているところであれば、しっかりと答えられるはずですので。




ですので、こういったコーヒーの情報をしっかりと教えてくれるかどうかも、これから先コーヒー豆を購入するお店にするかどうかの指標になりますよね。



プレミアムコーヒー以上のコーヒー豆は、それぞれの厳しい基準に基づき品質管理が徹底されています。




ところがコマーシャル(コモディティとも言う)コーヒー以下のコーヒー豆になると、そもそもどのように品質管理がされているかも不明ですし、値付けも産地ごとザックリと決められ、大量に買い付けられ大量に消費されているコーヒー豆です。



コーヒーリテラシーが向上するので、このコーヒーの格付けを覚えておくと役に立ちますよ。


【欠点豆の存在】


コーヒー豆には、「欠点豆」と呼ばれる不良な豆があるのをご存知ですか?



上記の画像がその欠点豆になるんですが、見たことはありますか?



おそらく多くの人が知らないと思いますが、先ほども解説したように”コーヒー豆は農作物”です。



ですので、当然このような不良な豆(うまく育たなかった豆)が存在します。



代表的な欠点豆は

・カビ豆

・虫食い豆


・未成熟豆


・欠け豆


・異形

などが代表的な欠点豆です。



この欠点豆の混入は、コーヒーの格付けが上がれば上がるほど厳しくチェックされており、コマーシャルコーヒー以下になるとそもそも取り除かれているのかどうかが不明です。



機械によるザックリとした選別は行われていますが、人の手による”ハンドピック”で細かく取り除くということはされていないはずです。



上位の格付けになると、機械での選別のあとにハンドピック(ハンドソーティングとも言う)を行い、さらに不良な欠点豆を取り除いています。




コーヒーにおける”高品質”というのは、欠点豆の有無だけではありませんが、欠点豆の有無は厳しい評価基準に含まれています。



単純なことですが、先ほど挙げたようなカビ豆や虫食い豆を口にしたいですか?



スーパーの野菜などと同じと言いましたが、カビているキュウリや虫の食ったキャベツなどをあなたは好んで買いますか?


▼コーヒーの木になるコーヒーチェリー



おそらくこの事を知れば、大半の人は買わないと思います。



もちろん欠点豆は、コーヒーの味自体にも影響します。



要するに”美味しくない”のです。



ですので、今後コーヒー豆を購入する際は、こういった欠点豆のことも把握しておいた方が美味しいコーヒーにより一層近づくことができますよ。



しかし一部のコーヒー屋には「欠点豆は取り除かなくてよい」と主張する店舗もあります。



なぜ取り除かないかと言うと、「素人には味はわからない」や「ハンドピックに時間や労力を割きたくない」といった理由からです。



もしこういったことを消費者であるあなたにコーヒー屋が伝えてきたとしたら、そのコーヒー屋とはよっぽどのつながりがない限り縁を切りましょう。




僕もコーヒー屋としてコーヒー豆を提供させてもらっていますが、上記のような理由はコーヒー屋の勝手な事情であって、消費者には全く関係のない事です。



そして「欠点豆を取り除いたところで味はわからない」なんて理由をコーヒーの素人が説明されたらどうでしょうか?



きっと「コーヒー屋さんが言うんだからそうなんだろうな」ってなりますよね。



僕から言わせると、わからないから良いというのは、あまりにも身勝手な言い分だと思っています。



先ほども言いましたが、大半の人はカビたコーヒー豆なんて口にしたくないのです。



お金を払ってもらっていながら、こんな身勝手なことを言うコーヒー屋は僕はおすすめしません。



細かい事ですが、コーヒーに対して消費者の方はもっと厳しくて良いのです。


関連記事はこちらからどうぞ。
【コーヒー豆の品質管理とは?】ハンドピックって何?【欠点豆の存在】


【望ましい購入先とは?】


これに関しては冒頭でも伝えましたが、個人経営のロースターさんというのが僕の結論です。



しかしながら一部のコーヒー屋にも、売る意識ばかりが強くなってしまっている店舗も存在します。




先ほども解説しましたが、お客様への意識が低いコーヒー屋は選ばない方が良いでしょう。





ではどうやって良いコーヒー屋を選別するかと言うと、結論そこで働いているスタッフにいろいろ質問をしてみましょう。




そうすることで情報の明確なコーヒー屋かどうかが見えてきます。




最初は質問しづらいかもしれませんが、お金を払うのはあなたですので、ある程度上から目線で構わないと思います。



すこし突っ込んだことを聞かない事には、なかなか内部の情報を聞き出すのは難しいですからね。




ぜひ良いコーヒー屋さんに巡り合えるように願っています。



良いコーヒー屋さんは、末永く付き合っていけると思いますよ。



ちなみにネットショップでも同じようなことが言えます。



ネット上でコーヒーに対しての情熱や明確な情報をきちんと提示しているお店がおすすめですよ。



【コーヒーを”豆”で買うか”粉”で買うか】


ここでは、コーヒーの買い方について解説します。



さて良いコーヒー屋さんに出会えたとして、そこからどのようにコーヒーを買うかです。



大半の選択肢としては、”豆”か”粉”かですよね。



これに関しての結論は、“豆”の状態で購入しましょう。です。



コーヒー豆というのは、焙煎の過程を経ることで飲むことができるようになります。



しかし、焙煎をされたコーヒー豆は時間とともに”劣化”していきます。



コーヒー豆の劣化は、真空パックなどの状態でも止めることはできません。



そして必ず知っておいてほしいのが、“豆”の状態と”粉”の状態では劣化していくスピードが全然違うということです。



豆の状態の表面積と粉の状態の表面積では、圧倒的に粉の状態の方が広く、酸素に触れる面積が大きいのです。



コーヒー豆の弱点として

・高温

・多湿


・光(紫外線)


・空気(酸素)

上記の4つの要素が挙げられます。



上記要素の”空気(酸素)”の部分が粉にしてしまうと大きく影響を受けるため、粉での購入はおすすめしません。



ちなみにその劣化スピードの違いは、豆と粉で数百倍は違うと言われています。



しかし豆で購入することによって、自宅に帰ってから自分でコーヒーミルなどを使って粉に挽かなくてはいけません。



これは今まで粉で購入していた人にはデメリットになるかも知れませんが、コーヒーを新鮮に美味しく飲むためのは”豆から挽いて淹れる”ということを覚えておいてください。



ぜひこの記事をご覧になってからは、挽きたて淹れたてのコーヒーを味わうようになってください。



もちろん個人の自由を優先しますので、あくまでも僕のおすすめということで参考にしてくださいね。



もし粉で購入する際は、必要最小限にとどめて、すぐに消費できる量を心掛けて購入しましょう。



保存も豆の状態の方が長く持ちますよ。


【どのくらいの量を買うのが適正か】


コーヒー豆を購入する時は、どのくらいの量を買えばよいのか。



自分のために購入する時は、自分の飲むペースがわかるので良いと思いますが、誰かにプレゼントする時はどうすれば良いか悩むところですよね。



これに対する結論は、1~2週間程度で飲み切れる量を購入しましょう。です。



前述した通り、コーヒー豆は時間とともに”劣化”していきます。



ですので、あまりにも大量に購入するのはおすすめできません。



一般的にコーヒー豆は、焙煎してから3~5日ほどは良いエイジングをすると言われています。



要はそのくらいの期間が”最適な飲み頃”というわけです。



しかしその後は環境や状態にもよりますが、どんどん劣化していきます。



ということから、だいたい1~2週間程度で飲み切れる量が適正量となります。



同じ種類のコーヒー豆を大量に購入することはあまりないかと思いますが、いろんな種類のコーヒー豆を購入してしまって気付けば量が多くなってしまったなんて事は考えられますよね。



いろいろ味わってみたい気持ちはすごくよくわかりますが、そこは気持ちを抑えて飲み切れる量を購入するようにしましょう。



よほど人気で売り切れてしまうほどの豆でもない限り、また次回の時の楽しみにすればいいですからね。



もしも大量に購入してしまった場合は、飲む量だけいくらか常温で保存し、残りは冷蔵か冷凍保存しておくといいですよ。


コーヒーの保存に関しての記事はこちらから。
【コーヒー豆の保存と容器】それぞれの期間ごとにオススメの方法を紹介!


【ま と め】


ここまでご覧になってきていかがだったでしょうか。



だいぶコーヒーリテラシーも向上して、どうやって美味しいコーヒーを探し、購入すればよいかが理解できたのではないでしょうか。



何度も解説してきた通り、コーヒーは農作物です。



鮮度やどんな過程を経て自分の手に渡って来たかはとても大事な情報であり重要です。




コーヒーの美味しさを語る上で、そもそもそコーヒー豆自体の鮮度や情報を知らないで美味しさを語るのは明らかに的を射てないでしょう。



最近では、様々な業界で”サスティナビリティ”や”トレーサビリティ”といった言葉が聞かれます。



サスティナビリティは、コーヒーで言えば農家さんやそれに関わる人達、または、育ち続けるコーヒーという植物の”持続可能性”を唱えているものです。



トレーサビリティとは、その製品や作物が「いつ、どこで、誰が作ったのか」という詳細の情報が追跡できることです。



これはコーヒー業界にも数年前から浸透していて、すでに多くの国や産地、流通経路、提供する店舗によってその品質の状態や情報が守られています。




しかしコーヒー業界がこれを実施して満足して終わりではなく、一番最後にそのコーヒーを手にする消費者がこの現状をもっと知らなくてはならないと思います。



もっと積極的にこういったコーヒーの現状を発信し、多くの人に知ってもらう必要がありますよね。



この記事をご覧いただいたあなたは、ぜひコーヒーの現状を知ってもらって新鮮で健康にも良い美味しいコーヒーを手にしてくださいね。



それでは今回はこの辺で終わります。



最後までご覧いただきありがとうございました。



厳選した美味しいコーヒー豆の通販は、こちらの記事をどうぞ。
【厳選】ここは美味しい!珈琲豆の通販おすすめ3選【実飲検証済み】

様々なコーヒーの淹れ方についてはこちらをどうぞ。
【コーヒーの淹れ方大全!】さまざまな抽出方法をまとめて解説!

「概要欄」のおすすめコーヒーグッズはこちらから。
概要欄【おすすめコーヒーグッズ】



それではまた次の記事で!

KINEOでした。

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